2016年1月16日 投票・開票

 

投票日。台湾の場合、午前7時から午後4時までの投票時間。さらに期日前投票や、海外在留者の大使館での投票などの整備がないため、海外に赴任しているビジネスマンなども帰国し、住民登録している地域の投票所で投票しなければならない。今回の場合、すでに勝敗が見えていたので、帰国しないビジネスマンや家族も多く、投票率は58%と低かった。
さらに投票用紙は文字の読めない投票人(多民族国家であるということを自覚している)に配慮し、党名の他、総統選候補人の番号、政党のシンボル、立法員議員の方も立候補者名の他、立候補番号、政党のシンボルなどが大きな投票用紙に印刷されており、空欄に用意された印を押すという形を取っているようだ(現場で交渉してみたが、投票所内は撮影できなかった)。

この日は10時から3時まで中正区各所を徘徊し、投票所を撮影した。投票所は各里長が決めるようで、さまざまな場所にあるのが印象的だった。

その後、ホテルに戻り、民視新聞台(台湾ではじめて設立された完全民営のテレビ局)で開票速報を見る。午後6時にホテルを出て、民進党本部近くの開票速報集会場に向かう。どんどん支持者が集まり、身動きの取れない状態で撮影。
「我ら、台湾人」というシュプレヒコールに大合唱がどんどん強まる中で、胸が熱くなった。当選が確定した段階で会場を後にした。立法院議員の方も台東を除いて、小選挙区は民進党の綠で埋め尽くされていた。

 

 

投票所

 

廟に解説された投票所

 

地域で最も大きな投票所。日本でいえば公民館。

 

仰天宮近くの投票所。地区行政機関。

 

 

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