1月13日
今日は新党、時代力量の選挙区と、選挙事務所、および対立候補の国民党選挙事務所を撮影してみることにしていた。対象は、その選挙区は第五選挙区である。台北市でも下町と思われる地域、萬華区、中正区を選挙区としている。この選挙区は民進党の選挙運動の消耗を避けるため、新党の中でも支持率の高い時代力量の林昶佐氏が、国民党の有力現職、林郁方氏に挑む選挙区である。この林昶佐氏は1976年2月1日生まれ。アーティスト名はフレディ・リムと言い、極めてメッセージ性の高いシンガーソングライターである(バンド名はソニック。元々はリーダーだったが、アムネスティ・インターナショナル台湾の支部長に就任したため、リーダーの座を離れた。そのアーティスト活動はユーチューブで閲覧できることが可能。中国の民族楽器、二胡奏者としても知られている)。時代力量が設立された当初からのメンバーである。その意味では、日本でのタレント候補とは一線を画している。ただ選挙民の支持がどの程度なのかは日本では正確には理解できなかった。そのため、萬華区の選挙事務所を取材してみようと思い立ったのである。
選挙事務所は中華民国選挙管理委員会により発表されている情報に基づき、探した。
まず選挙事務所のあるエリアの街並みを撮影した。場所は台湾鉄道の萬華駅近くの下町といえるエリアである。









街は下町地域で、古くからの住民が多く、台北では普通に見られる高層マンションは少ない。その町中に林候補のツールのポスティングと掲示が目立っていた。